写真講座 カメラの基本の難しい話、露出、シャッタースピード、絞り、ISO感度とは?
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今回は、カメラのことで出来れば触れたくはない、だけど写真を学ぶ上で避けては通れない基本のお話をしたいと思います(^^;;
露出って何?
まずカメラを知る上で一番大事なことは露出です。
露出とはカメラが写真を撮るときに「どれくらいの明るさにするか」ということで、具体的にはカメラのイメージセンサー(写真を写すところ)にどれくらい光を取り込むかということです。
この露出をコントロールすることで写真が明るくなったり暗くなったりします。
露出を決める3つの要素
露出を決めるのに3つの要素があります。下の写真のようにカメラの設定画面にいろんな数字が出ているかと思いますが、赤丸で囲んだ3つですね。
ではこの3つの要素についてひとつずつ簡単に説明します。
シャッタースピード
シャッタースピードは文字どおりカメラのシャッターを開け閉めして光の量を調節します。上の写真では1/250というのががシャッタースピードです。これは250分の1秒間シャッターが開くということですね。シャッタースピードを上げれば上げるほど写真は暗くなりますし、シャッタースピードを下げれば下げるほど写真は明るくなります。
絞り(しぼり)
絞りはカメラのレンズに付いている絞り羽根という物を開け閉めして光の入ってくる量を調節します。写真ではF2.0というのが絞り値になります。絞り値が大きければ(=絞ると)写真は暗くなりますし、絞り値が小さければ(=絞りを開けると)写真が明るくなります。
ISO感度(イソ、アイエスオー)
ISO感度とはカメラのセンサーが光を感じる感度をコントロールして写真の明るさを調節します。写真ではAUTOになってますが、ISOを上げれば写真が明るくなり、ISOを下げれば写真が暗くなります。
3つの要素の裏の顔!
カメラは明るさを決定する露出を、シャッタースピード、絞り、ISO感度の3つの要素で決めているんですね。ただし、この3つの要素には明るさだけでなくそれぞれ別の特性も持っているんです。
シャッタースピードの裏の顔
シャッタースピードは速いほど動きのある被写体をブレずに写すことが出来ます。逆にシャッタースピードが遅いほどブレやすくなります。
具体的には(私の感覚では)1/250秒より遅くなると動き物に対してブレやすくなります。また1/60秒より遅くなると手ブレしやすくなります。逆にわざとシャッタースピードを遅くして被写体が流れているように撮る(流し撮り)に利用する場合もあります。
絞り(しぼり)の裏の顔
絞ると被写界深度(ピントのあう範囲)が深くなり写真が全体的にピントが合っているように写ります、絞りを開けると被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなりピントの合っていない部分がボケやすくなります。
具体的には風景写真は絞って(F8とかF11とか)撮ることが多く、人物写真では背景をボカすために絞りを開けて(F1.8とか解放にして)撮ることが多いです。
ISO感度(イソ、アイエスオー)の裏の顔
ISO感度は上げれば上げるほど写真にノイズが出たり画質が劣化していきますので出来るだけ低く(だいたい100〜800くらいに)抑えた方が良いです。私の場合は3200を超えないように上限を設定して撮影しています。
3つの要素の関係
3つの要素の裏の顔を知ると、例えば人物撮影をする時に露出は同じで絞りだけ開けたい場合もありますよね。その場合は絞りを開けると(F値を下げると)その分だけ明るくなるので、その明るくなった分だけシャッタスピードを速くして(暗くして)、同じ露出になるように調整します。
つまり3つの要素と露出はこんな関係にあります。
シャッタースピード+絞り+ISO感度=露出
カメラの撮影モードで絞り優先やシャッタースピード優先の場合は、一つの要素を撮影者が決めてそれに合うように他の要素をカメラが自動で調整してくれているんですね♪
まとめ
どうでしたか??
露出を決めるのに3つの要素があって、さらにその3つの要素それぞれに裏の顔がある!ということで、とても複雑で一度読んだだけでは頭が混乱するかもしれませんね。
ここはみなさん3つの設定をいろいろいじって撮影してみて体で覚えてください(^^)
絞りやシャッタースピードを自分で設定して撮る撮影モードのお話しもありますのでそちらも参考にしてみてくださいね♪
ということで今回はここまで!エンジョイ!フォトライフ\(^^)/
photographer かつきしょうへい
おでかけフォトの
出張撮影
in FUKUOKA
こんにちは♪
出張フォトグラファーの、
かつきしょうへいです!
地元福岡で家族写真歴10年以上。
撮影で一番たいせつにしていることは
ご家族やお子様の今の「らしさ」です。
100家族あれば100通りの思い出があって、
出張撮影は型にはまらないのがよいところです。
ぜひご一緒に今この瞬間を楽しみながら、
心に残る素敵な家族写真を撮りましょう!